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アイヌ語地名を尋ねて~


梅雨なのに、奥羽の山を越えて秋田県湯沢市と羽後町へ行って来ました。
最初に出会ったのは、役内川(やくないがわ)~清流と風が気持ちよい。

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ここからすぐ近くに、小野小町生誕の地という伝承の街があります。

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最初に訪れたのは、羽後町の床舞(とこまい)、出っ張った山がある所という意味だそうです。
左手向こうがそうかな~~程度の確認でした。

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次は、鹿内(しかない)~。参加した中に鹿内さんもいました。
これは、それらしい地形は見られなくなっていましたが、
大きく曲がった沢や川という意味だとか~

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川の途中で大きな沼があり、さらに尾根の根方を流れて西馬音内川に合流していました。

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奥の川が西馬音内川になります。水田に変わった土地状況からは、
アイヌ語を話していた人々の暮らしは見えなくなっているようでした。

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これが西馬音内川の流れです。
西馬音内(にしもない)もアイヌ語で、地名解は諸説あるのですが、
「深い断崖の谷-小さな-川や沢、ニシ.モ.ナイ」が一番合うかな~って。

宿泊は、鳥海山麓の猿倉温泉でした。猿倉は、きっと和語の方がよいでしょうね。
特に猿がいるというのではなく、
「ザレ」という崩れやすい地質と、「クレ」という崩れるという
意味の崩壊地名でしょう。それに漢字があてられて猿倉となったのですね。

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残念ながら鳥海山は雲の中でした。わずかに姿を見せてくれただけでも感謝かも~。

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ここは、猿蔵人形芝居発祥の地だそうで、文化財に指定されていました。
何といえない表情が、情緒的で~ぜひ~一度見てみたいな~と思ったものです。


by sidu-haha | 2016-06-30 23:39 | 小さな旅


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